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建て方工事の見どころ - 家の骨組みが立ち上がる瞬間

公開日:2025/08/20(水) 更新日:2025/08/13(水) すべてのコラム
1. 構造材の品質と精度が住まいの基本性能を決定
建て方工事では、事前に工場でプレカットされた構造材を現場で組み立てます。柱・梁・桁などの構造材の品質、寸法精度、含水率管理が建物の強度と耐久性を左右します。接合部の仕口や継手の加工精度、金物接合の施工精度なども重要なチェックポイントです。熟練した職人の技術により、設計通りの構造性能を実現します。

 

プレカット

 

2. 筋交いと構造用合板による耐震性能の確保
筋交いの配置と構造用合板の施工により、地震時の水平力に対する抵抗力を確保します。筋交いの取り付け角度や金物の種類・位置、構造用合板の釘ピッチなど、構造計算に基づいた正確な施工が求められます。この段階で建物の耐震性能が決まるため、入念な施工管理と検査が必要です。

 

筋交い

 

3. 空間の広がりと間取りの実感
建て方工事により骨組みが立ち上がると、図面上では分からなかった空間の広がりや天井高、窓の位置関係などを実際に体感できます。リビングの開放感、各部屋の使い勝手、動線の流れなどを確認し、完成後の暮らしをイメージする貴重な機会です。この時点で気になる点があれば、可能な範囲で調整を検討します。

 

上棟

 

ポイント: 建て方工事は家づくりのハイライト。構造の確実性と空間の魅力を同時に確認できる重要な工程です。
 
わたしたちがお手伝いできること
骨組みが立ち上がった段階でお客様に現場をご覧いただき、実際の空間の広がりを体感していただけます。ご質問やご要望がございましたら、現場でお気軽にご相談ください。

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